ストレスで胃が痛い、食欲がないと感じたら、自律神経の乱れを疑ってみてください。胃に病気がなくても、ストレスなどで自律神経のバランスが崩れると、胃痛や食欲減退の原因となります。
この記事でわかることは、次の3つです。
- 胃痛・食欲減退のメカニズム
- 自律神経が乱れる主な原因
- 自宅でできる対処法と、鍼灸でのケアの考え方
大阪・谷町六丁目の女性専用鍼灸院はりきゅうパンダが、国家資格をもつ鍼灸師の視点で解説します。
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胃痛・食欲減退のメカニズム

胃の痛みや食欲減退は、病気だけでなく機能性ディスペプシアの可能性があります。
機能性ディスペプシアとは
みぞおちの痛みや胃もたれが続く状態を、機能性ディスペプシア(Functional Dyspepsia:FD)といいます。症状の原因となる、はっきりした異常が見つからないものを指します。
これはめずらしい不調ではありません。健康診断を受けた人の11〜17%、上腹部の症状で病院にかかった人の45〜53%にみられると説明されています。
機能性ディスペプシアの代表的な症状です。
- 食後のもたれ感
- 早期飽満感
- みぞおちの痛み
- みぞおちの焼けるような感じ
パン子さん次のような症状がある場合は要注意だよ
- 嘔吐をくり返す
- 発熱
- 体重減少
- 治療しても症状が良くならない
胃がん・胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの疾患を調べるために、胃カメラなどの検査を受けてください
機能性ディスペプシアの原因
日本消化器病学会「機能性ディスペプシアガイド2023」によると機能性ディスペプシアの原因は、以下になります。
- 胃・十二指腸運動が障害された場合
- 胃・十二指腸の知覚過敏が生じている場合
- 心理的要因や生育環境
- 胃酸が原因となる
- 遺伝的要因
- 感染性胃腸炎にかかった人
- 喫煙、不眠、食習慣の乱れなどの生活習慣
- 消化管の微小な炎症
機能性ディスペプシアの原因はひとつではありません。胃の動きの低下、少しの刺激で症状が出る知覚過敏、心理的な要因などが組み合わさって起こると考えられています。
胃腸の不調と自律神経の関係

不安や緊張があると、胃の動きや感じ方が変わることがあります。自律神経には、体を活動モードにする交感神経と、休息モードにする副交感神経があります。胃腸がよくはたらくのは、副交感神経が優位なときです。
緊張やストレスが続くと交感神経が優位な時間が増え、胃腸の血流とぜん動運動が抑えられます。その結果、胃もたれや食欲減退、胃の痛みとして表れます。
大事な会議や試験の前に胃が痛くなるのは、この反応が短い時間で起きた状態です。ストレスが長く続けば、同じことが毎日のように起こります。
検査で異常がないのに不調が続くときは、この切り替えがうまくいっていないのかもしれません。
自律神経が乱れる4つのきっかけ

自律神経は、次のようなきっかけで乱れやすくなります。
① 強いストレス・緊張が続く
大事な会議や試験の前になると胃が痛くなる、という経験がある方は少なくありません。仕事や人間関係での緊張が長く続くと、交感神経が優位な時間が増えていきます。休みの日も気が休まらないという方は、注意が必要です。
② 睡眠不足・生活リズムの乱れ
睡眠は、副交感神経がはたらく大切な時間です。仕事や家事に追われて食事や睡眠の時間が不規則になると、朝から食欲がわかないこともあります。
パン子さん眠りが浅い日が続くなら、この記事も読んでみてね

③ 月経周期によるゆらぎ
生理前は便秘ぎみになり、生理が始まると下痢に傾くという方もいます。ホルモンの変動は自律神経とも関わりが深く、胃腸の調子に影響します。
不調が生理の周期に重なるなら、PMSや更年期に対応するケアが必要かも知れません。
④ 頑張りすぎる性格・完璧主義
物事をきっちりこなそうとする方は、気づかないうちに緊張の続く時間が長くなります。食事を短時間で済ませる、仕事をしながら食べるといった習慣が重なると、胃腸の負担はさらに増えます。
こうしたきっかけが重なる時期に不調が出て、落ち着いている時期もある。その波自体が、胃腸そのものより自律神経が関わっているサインのひとつです。
胃腸をいたわるセルフケア
日本消化器病学会は、機能性ディスペプシアの生活改善として次の点をあげています。
- お腹いっぱいまで食べず、少しずつ分けて食べる
- 脂っこい食事や高カロリーの食事を避ける
- お酒とコーヒーを控える
- たばこをやめる
よく噛んでゆっくり食べることも助けになります。冷たい飲み物は胃腸を冷やすので、常温か温かいものを選んでください。
パン子さんお腹を温めるだけでも、胃腸の動きは変わってくるよ
お腹に手を当て、ゆっくり息を吸ってお腹をふくらませる腹式呼吸も、副交感神経がはたらく助けになります。1日数回、寝る前に試してみましょう。
湯船に浸かって体を温める、腹巻きを使うなど、お腹まわりを冷やさない工夫も大切です。
胃痛・食欲減退に鍼灸で出来ること

はりきゅうパンダは、谷町六丁目駅から徒歩6分の女性専用・完全個室の鍼灸院です。やさしい鍼とお灸で自律神経の乱れに働きかけ、胃腸が不調になりにくい体質へ整えていきます。
アクセスや院内の様子は、谷町六丁目の女性専用鍼灸院はりきゅうパンダのページでご案内しています。
よくある質問

- 胃が痛いとき、何科を受診すればいいですか?
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まずは消化器内科で、重大な病気がないか検査を受けてください。嘔吐や発熱などがある場合は、自己判断せず早めの受診をおすすめします。
- 機能性ディスペプシアは治りますか?
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症状が落ち着いたあとも、数ヵ月のあいだに5人に1人ほどが再発するといわれています。症状が出てから対処するより、体質から整えて崩れにくい状態を保つことが大切です。
- 胃薬を飲んでいますが、鍼灸も受けられますか?
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受けていただけます。お薬はそのまま続けてください。中止や減らす判断は、処方した医師とご相談ください。施術前に、飲んでいるお薬をお伝えいただけると助かります。
- 鍼は痛くないですか?
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使う鍼は髪の毛ほどの細さで、痛みはほとんど感じません。初めての方にも、無理のない刺激量で施術します。
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まとめ
検査で異常なしと言われても、胃の痛みや食欲減退が続くのはつらいものです。まずは食事の見直しやお腹を温めるセルフケアから試してみてください。忙しさやストレスの波に合わせて悪くなるなら、自律神経の乱れが関わっているかもしれません。
セルフケアで改善が見られない場合や、症状が長引いて不安なときは、自律神経へのアプローチとして鍼灸も選択肢のひとつです。ご質問だけでも、LINEからお気軽にどうぞ。
